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手染め青のトラッカーウォレット

群馬県のY様からオーダーを頂き
サドルレザーを手染めでノンウォッシュの
リジットデニムのような濃い青に芯までは
色を入れず表面のみを染色する「茶芯」と
称される染め方で染色を施し当店オリジナルの
22mm真鍮コンチョを使用して製作した
トラッカータイプのロングウォレットです。
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▲ステッチはシニュー糸
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▲当店オリジナルの22mm真鍮コンチョ
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▲インナー
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▲マチの折れ部分が仕切りの隙間を
スライドしながら開閉する構造で札入れと
フリースペースにマチを仕込んで開きを
大きく取る仕組みを取り入れ仕立てました。

※この仕様を取り入れることにより18cmと
長財布にしてはコンパクトでありながら
紙幣の出し入れや、カードの出し入れ等
スムーズの行えます。

インナー仕様の詳細⇒コチラ

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▲コインポケットの裏面に3枚差しのカード
ポケットがありトラッカーモデルの弱点でも
あるカード収納の悪さもこれで少しは
解消できてると思います。
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▲ウォレットロープ/チェーンのジョイント部分には
真鍮製のハトメと小判カンを使用
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▲当店のロゴ

★トラッカーウォレットの由来★

トラッカーウォレットの由来は50年代、
当時トラックドライバーが、伝票等を入れる
ため誕生した物で、サイズも伝票、書類の
サイズに合わせ大きめで、素材もスプリットという
ペラペラで最も安い革で作られたものでした。
そしてバイカーズウォレットに必要不可欠
な物として、ウォレットロープ、チェーンがあります。
これは、当時スーツを着て働くホワイトカラー
とよばれと人たちは、サイフをスーツの内ポケットに
入れるのに対し、作業着を着ているブルーカラーの
人たちは、作業着の後ろポケットに入れるので、
万が一落としても大丈夫なように、セーフティーいわれた、
チェーンを付けるようになったのが始まりだといわれています。
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トラックドライバーは運転中ポケットに財布を入れたままだと
邪魔になるのでポケットから出して運転することが多く
ドライブイン等に立ち寄り車から降りる際に財布の置き忘れを防止する
ためにチェーンが取り付けられたとも言われています。
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