月別アーカイブ: 2015年9月

コードバンとは馬の尻革の中でも繊維層が極めて緻密かつ丈夫な部分を指し、その中でも両尻が繋がったこの「メガネ」は生産量も少なく希少な存在です。丁寧なナチュラルグレージング仕上げにより、革の宝石と呼ばれるほどの美しい艶が出ています。

オイルコードバン

摺（す）れ感をおさえるためオイルでグレイジング処理を行い、スールダイで芯まで染色が施されたコードバンです。

コードバンのバーガンディーカラーで制作したハーフウォレット

オイルコードバンの黒を使用して制作ロングウォレット

補強を兼ねた装飾パーツの当て革に別革、別色革を貼るカスタム

▲当て革にサメ革貼りタイプA　追加料金5000円

▲当て革にダイヤモンドパイソン革貼りタイプA　追加料金5000円

別革をフラップ部分やコーナー部分等にポイントでインレイするカスタム

▲フラップにインレイ:ダイヤモンドパイソン　追加料金４０００円

補強を兼ねたアクセントパーツの当て革に別革を貼り、フラップ部分にポイントで別革をインレイワークを施すカスタム方法です。

▲別革で当て革+フラップにオーバーレイ　画像は当て革がサメ革でフラップ部分のインレイワークが赤に染色したダイヤモンドパイソン、追加料金は７０００円～

使用する革、革色等の詳細に付きましてはお問合せください。

差し込みタイプのウォレットのベルト部分に別革を組み合わせる方法

▲差し込みベルトにインレイ（パイソン）

追加料金3000円～

ヌメ革が素材のアイテムにはアルファベットの大文字と数字のを刻印できます。

イニシャル、ネーム、日付等はサービスで刻印いたします。

アイテムのサイズにより刻印できない場合もございます。

※ヌメ革でも顔料仕上げいう表面に色がコーティングされたような革には刻印できません。特に白のアイテム制作に使用している皮革です。

ウォレットやバック等のコーナー部分を中心にセットする、デザイン性を考えての補強パーツを当店では当て革と名称しています。

当て革を入れたロングウォレット

当て革+パンチング補強を兼ねてのアクセントパーツ、当て革に、パンチング（穴あけ）を施すカスタムワーク

手染めとは皮革専用の染料を使用して筆、ハケ等で革に染色をする方法で、多少の色ムラ、ハケムラは出ますが、手染めならではの深見あり温かみのある独特の風合に仕上がります。

▲手染めに使用する染料

手染め作業

▲革を湿らせハケ等で色を入れていきます。

手染めでの染色はタンニンなめしの色の入っていないヌメ革系の皮革が対象になりますがダイヤモンドパイソン等のヘビ革の染色できます。

▲赤に染色　ロングウォレット

▲青に染色　ベルト

手染めの商品について
手染めで染色を施し制作した商品は、　手染め独特の色ムラ等が有り、商品ごとに色、風合い等が異なり、画像とは若干の違いがある場合ががございます。これらすべて手染め染色ならでわの味としてご理解頂くと共に、手染め独特の風合いお楽しみ　頂きたいと思います。

▲手染め茶色（ナチュラルサドルレザーを染色）

▲手染め焦げ茶（ナチュラルサドルレザーを染色）

▲手染め赤茶（ナチュラルサドルレザーを染色）

▲手染め赤（ナチュラルサドルレザーを染色）

▲手染め青（ナチュラルサドルレザーを染色）

▲手染め黄色（ナチュラルサドルレザーを染色）

コバ、床面の仕上げについて

コバとは革の切り口の断面のことで、床面とは革の裏面のことをいいます。コバ、床面はそのMままだとけケバだっているので処理を施します。

仕上げの方法
処理の方法には、磨いて仕上げる方法と、コート剤等を塗って仕上げる方法があります。

コバの磨き仕上げ
磨きで仕上げは、タンニンなめしとアリニンなめしのヌメ革に限定された仕上げの方法です。

▲磨き仕上げに使う道具のウッドスリッカーとへら付くへり磨き

▲磨き仕上げ用の処理剤のＣＭＣ

▲コバ磨きの作業風景

▲磨き前のコバ

▲磨き仕上げ済み
磨き前のコバはケバだっていますが、CMCを塗ってウッドスリッカーを使い磨き仕上げることでケバだちが無くなり艶やかな仕上がりになります。

床面の磨き仕上げ

▲磨き前のコバ

▲磨き仕上げ済み

コバど同様にCMCを塗り水分が無くなりツルツルになるまで磨き仕上げます。床面の場合、ガラス板やウッドブロック等の道具を使用して作業をします。

コート剤によるコバの仕上げ
コバにＳＰコート剤を塗り仕上げる方法で磨き仕上げとは違った雰囲気の仕上がりになります。

▲コート剤各種


▲カラーコート剤での仕上げ


▲クリア（無色）コート剤での仕上げ